間食をプロテインに置き換える前に知りたいこと|甘いもの対策の現実解
「間食をプロテインに置き換えればいい」とよく言われます。でも実際にやってみると、プロテインを飲んだうえでお菓子も食べてしまい、かえって増えた。そんな経験はありませんか。
私も同じ失敗をしました。置き換えがうまくいくかどうかは、その間食を何のために食べているかで決まります。この記事では、その見極め方を書きます。
- 置き換えがうまくいく間食と、いかない間食
- 失敗しやすい3つのパターン
- 満足感を確保する具体的な工夫
- 置き換えないほうがいい場面
その間食は「空腹」か「それ以外」か
間食には、大きく分けて2つの理由があります。
1. お腹が空いている(栄養の不足)
昼食が軽かった、朝を抜いた、運動した。この場合、体が実際に必要としています。ここはプロテインで置き換えやすいです。たんぱく質が摂れて、空腹も落ち着きます。
2. 空腹ではない(習慣・気分・ストレス)
15時になったから、いただきものがあるから、疲れたから甘いものが欲しい。この場合、栄養を入れても満足しません。プロテインを飲んでも、結局お菓子にも手が伸びます。
失敗しやすい3つのパターン
1. 味に満足できていない
ダイエット目的でプレーンの無糖を選び、お菓子の代わりにしようとする。ここで満足できないと、プロテインを飲んだ後にお菓子も食べることになります。置き換えが目的なら、おいしさを優先したほうが結果的にうまくいきます。
2. 液体だけで終わらせている
噛む動作がないと、満足感が出にくいことがあります。飲むだけでは物足りない方は、少量のナッツやチーズを足すと落ち着きやすくなります。
3. 全部を一度に置き換えている
毎日食べていたお菓子を、いきなりゼロにする。これは反動が大きいです。週の半分から始めるくらいが現実的です。
満足感を確保する工夫
置き換えを成功させるには、満足感の設計が要ります。
味を選ぶ
チョコ、ココア、カフェオレなど、お菓子に近い味のフレーバーを選びます。プレーンを使うなら、無糖ココアパウダーを小さじ1足すだけでも変わります。
温度を変える
冷たいものは飲みやすい一方、満足感は温かいもののほうが出やすいと感じています。人肌程度に温めた豆乳で割ると、落ち着きやすくなります。
噛むものを少し足す
- アーモンド5粒(約30kcal)
- 小さめのチーズ1個(約50kcal)
- 無糖ヨーグルト大さじ2
時間をかける
一気に飲まず、10分かけて飲みます。満腹感は少し遅れて来るので、ゆっくり飲むほうが満足しやすいです。
噛む満足感を重視するなら、バータイプのほうが向いている場合もあります。
置き換えないほうがいい場面
無理に置き換えると逆効果になる場面もあります。
- 人と一緒に食べるとき:おやつの時間が交流の場になっているなら、そこは残したほうがいいです
- 誕生日や特別な日:制限のしすぎは長続きしません
- 強いストレスがあるとき:この時期に食の制限を増やすと、反動が大きくなりがちです
- 夕食が遅くなることが確定している日:この場合は置き換えではなく、分食として使うほうが合理的です
全部を管理しようとしないほうが、結果的に続きます。
段階的な進め方
- 1週目:週に2回だけ、午後の間食をプロテインに。味は満足できるものを選ぶ
- 2週目:週に3回に増やす。うまくいかない日は無理をしない
- 3週目:お菓子を食べる日も、量を半分にしてみる
- 4週目以降:週の半分がプロテイン、半分は好きなもの、くらいで落ち着かせる
ゼロを目指さないことが、一番のコツです。甘いものへの欲求が強い時期の考え方は甘いものがやめられない時のプロテイン活用にまとめました。
よくある質問
Q. プロテインを飲んでもお菓子を食べてしまいます A. 空腹ではない理由で食べている可能性が高いです。その場合は食べ物を変えるより、温かい飲み物を用意する、歯を磨く、席を立つといった行動の切り替えが効きます。
Q. 置き換えでどのくらい変わりますか A. クッキー3枚(約150kcal、たんぱく質2g)をプロテイン1杯(約90kcal、たんぱく質15g)に変えると、1回でエネルギーが60kcal減り、たんぱく質が13g増えます。週3回なら1か月で無理のない差になります。
Q. プロテインバーはお菓子と同じではないですか A. 商品によります。たんぱく質15g以上、糖質15g以下を目安に選べば、栄養の中身はお菓子とかなり違います。栄養成分表示を確認してください。
まとめ
間食の置き換えは、その間食を何のために食べているかで成否が決まります。
- 空腹が理由なら置き換えやすい。習慣や気分が理由なら置き換えでは解決しにくい
- 味に満足できないと、プロテインとお菓子の両方を食べることになる
- 噛むものを少し足す、温かくする、ゆっくり飲む、で満足感が上がる
- 全部を置き換えず、週の半分から始める
次に間食が欲しくなったら、「今おにぎりがあったら食べたいか」と自問してみてください。答えで進め方が変わります。