少食女性のプロテイン選び|食事量を増やせない日の補い方
もともと食が細くて、定食を頼んでも半分残してしまう。「たんぱく質を摂りましょう」と言われても、物理的に量が入らない。
そんな方に向けて書きます。少食の場合、量を増やす方向ではなく、密度を上げる方向で考えると現実的です。この記事では、その選び方と飲み方を整理します。
- 少食の人がたんぱく質を確保しにくい理由
- 少量で効率よく摂るための選び方
- お腹が張りにくい濃度と分け方
- 食事に少しだけ足せる食品
少食だと、なぜ足りにくいのか
たんぱく質を食事から摂ろうとすると、それなりの量を食べる必要があります。
| 食品 | たんぱく質20gに必要な量 |
|---|---|
| 鶏むね肉 | 約90g |
| 鮭 | 約100g |
| 卵 | 約3個 |
| 納豆 | 約2.5パック |
| 木綿豆腐 | 約1丁 |
| 牛乳 | 約600ml |
卵3個、豆腐1丁を1食で食べるのは、少食の方には現実的ではありません。 ここが一番のハードルです。
一方、プロテインなら粉20〜25gで15〜20gのたんぱく質が摂れます。液体なので、固形物より入りやすい方が多いです。
少量で効率よく摂る選び方
1. たんぱく質含有率が高いものを選ぶ
同じ粉20gでも、含有率によって摂れる量が変わります。
| 含有率 | 粉20gあたりのたんぱく質 |
|---|---|
| 60% | 12g |
| 75% | 15g |
| 85%(WPIなど) | 17g |
含有率は「1食あたりのたんぱく質量 ÷ 1食あたりのグラム数」で計算できます。少食の方ほど、含有率の高いものを選ぶ価値があります。
2. 余計な糖質が少ないものを選ぶ
甘いフレーバーの商品は、糖質でかさが増えていることがあります。少ない量で栄養を確保したい場合、糖質より、たんぱく質の比率が高いほうが効率的です。
3. 溶けやすさを重視する
とろみが強いと、それだけで満腹感が出て飲みきれません。さらっと溶けるものが向きます。
お腹が張りにくい濃度と分け方
濃度
粉20gに対して、水や牛乳を250〜300ml。規定より液体を多めにして、さらっとさせるほうが飲みきりやすいです。逆に、液体を減らして濃くすると、量は少なくても重く感じます。
分け方
1日に必要な分を、1回で飲もうとしないことです。
| 回数 | 1回あたりの粉 | 合計たんぱく質 |
|---|---|---|
| 1回 | 25g | 約19g |
| 2回 | 12g × 2 | 約18g |
| 3回 | 8g × 3 | 約18g |
合計は同じですが、1回を小さくするほど食事の邪魔をしにくくなります。朝に少し、午後に少し、という飲み方が現実的です。
タイミング
食事の直前は避けてください。食事が入らなくなります。食後30分〜1時間後か、食事と食事の間が向いています。
食事に少しだけ足せる食品
プロテイン以外にも、少量で足せるものがあります。組み合わせると無理がありません。
| 食品 | 少量で摂れるたんぱく質 |
|---|---|
| ゆで卵1個 | 約6g |
| チーズ1個(18g) | 約4g |
| ギリシャヨーグルト小1個 | 約10g |
| しらす大さじ2 | 約4g |
| きなこ大さじ1 | 約2g |
| 粉チーズ大さじ1 | 約2g |
かさが増えないものを選ぶのがコツです。きなこや粉チーズは、いつもの食事に振りかけるだけで足せます。ヨーグルトやスープに混ぜても気になりません。
無理をしないための目安
少食の方が急に量を増やそうとすると、かえって食事全体が苦痛になります。
- まず週に3日、1回だけから:毎日2回を目指さない
- 飲めない日は飛ばす:体調に波があるのは自然です
- 体重が減り続けている場合は医療機関へ:食べられない状態が続くときは、栄養だけの問題ではないことがあります
朝に食欲がない方は朝食が食べられない女性へ、飲みにくさが問題なら無糖プロテインがまずい時の飲み方も参考にしてください。
よくある質問
Q. プロテインでお腹がいっぱいになって、食事が入りません A. 濃度と量を減らしてください。粉10g程度、液体は多めで。それでも入らない場合は、食後に飲むタイミングへ変えると食事量を守れます。
Q. 少食だと量が足りず、栄養不足になりませんか A. たんぱく質はプロテインで補えますが、ビタミンやミネラルは食事からです。量を増やせない場合は、同じ量でも栄養密度の高い食品(卵、魚、緑黄色野菜)を選ぶ意識が有効です。
Q. ソイとホエイ、どちらが向きますか A. 少食の方には、腹持ちが軽いホエイのほうが食事の邪魔になりにくいことが多いです。ただし乳製品が苦手ならソイを選んでください。
まとめ
少食の場合は、量を増やすのではなく密度を上げる方向で考えます。
- たんぱく質20gを食事だけで摂るには、卵3個相当の量が必要
- 含有率の高いもの、糖質の少ないもの、溶けやすいものを選ぶ
- 1回を小さくして、1日2〜3回に分ける
- きなこや粉チーズなど、かさが増えない食品も使う
まずは粉10gを多めの液体で、午後に1回だけ試してみてください。入るかどうかを確かめるところからで十分です。